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2012年 05月 24日
この見事な竹林(ちくりん)の中に 「かぐや姫」 は いるはず!
19日(土)たけのこの一大産地である耕野地区で 『かぐや姫探し隊』 という みやぎワーキングホリデーがありました。 (今回のブログは、すこし真面目なお話です) ※※※ 今年、丸森町のたけのこ(現在は孟宗竹の時期)は福島第一原子力発電所の 事故の影響により出荷規制のため出荷が出来ません。 しかし、たけのこは日々成長します。 「売れないなら収穫しなければいい」 ということではありません。 一日四尺(1m20cm)伸びるたけのこを放置すれば、やがて竹となり、 美味しいたけのこを収穫するために何十年とかけて作ってきた “竹林” は 一瞬にして “竹やぶ” と化してしまいます。 そこで、竹林を公開し日々成長するたけのこの姿と農家の現状を「住み開き」する 「みやぎワーキングホリデー」が、みやぎグリーン・ツーリズム推進協議会の共援で 開催されました。 ※たけのこ掘り放題。たけのこの運搬作業つき。持ち帰りは出来ません。 ※※※ さて、たけのこ掘り体験をするには絶好の晴天! きちんと整備された竹林は、程よい日陰と、やわらかな陽光が降り注ぎ “竹林浴” をするには最高の環境! 説明を聞いている間にも たけのこ達は どんどん成長します。 (1時間に約5cmも伸びるんですって) プロより たけのこ の掘りおこし方を伝授! いざゆかん! たけのこ がどんどん頭を出している竹林の中へっ! たけのこ掘り体験を初めてする人も多く、始まってすぐは 上手に掘り起こすことが出来ません。(がんばって) しかし、開始から30分を過ぎる頃には振り下ろす鍬(くわ)にも 迷いがなくなり、軽快な音と共に一撃で収穫するまでに。 掘りおこしたたけのこは、小さいものはコンテナに入れて。 それよりも大きなものは・・・こんな感じ( ↓ )で運搬。 本日の たけのこ掘り の結果は、参加者20名で約500キロ! こっちにも掘り起こした たけのこ の山。 しかし・・・このたけのこは販売されるでもなく、誰かの口に入るでもなく 悲しく処分されてしまうのです。 それでも、毎日頭を出してくるたけのこ。 そのままには出来ない。 しかし、掘り起しに時間と労力を費やしてもお金にはつながらない。 農家さんのとても苦しい現状を感じたワーキングホリデーとなりました。 ※ちなみに今回の会場となった竹林のたけのこのセシウムは、 国の基準値を大幅に下回っているそうです。 しかし、自治体で一つでも100ベクレルを超えれば出荷停止。 そして、出荷出来ない農家さん方へ対する保証などは決まっていません。 【 おまけ画像 / たけのこ汁のお振る舞い 】 今回、 “あいらぶめでしま” さんのご協力を得て、愛島産たけのこ を使用した たけのこ汁がお振る舞いされました。 【 おまけ画像 / 美しい季節です 】 パステルカラーは過ぎたものの、まだ若々しい色の山に癒されます。 でこ@家族に元気と笑顔をもたらす奥さまが 『かぐや姫』 でした。
by marumorigreen
| 2012-05-24 18:58
| グリーン・ツーリズム
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