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2013年 01月 19日
時は少々さかのぼります。
1月5日、寒さが少しだけ和らいだ穏やかな土曜日。 丸森手すき和紙工房宍戸さんの工房では仕事始めの儀式が執り行われました。 この冬もいい紙がすけますように、作業が無事に行えますようにとの 祈りと安全を祈願してまずは御祈祷です。 ※余談ですが、紙を漉くための「簀(す)※画像下半分に見えるもの」を 作っている人も日本にはただ一人しかいないのだとか・・・。 日本の良きものを存続していく為には後継者問題が山積みです。 自らの手で育て、蒸し、つぶしておいた和紙の原料・楮(こうぞ)と 山からの湧水、トロロアオイ(糊の役割をする粘液をだす植物)から 取り出したノリを投入して均一に混ぜ、いよいよ和紙漉きです。 簀桁(すげた)ですくい、すくった水をリズミカルに揺らします。 “ぽっちょん、ぽっちょん”というリズミカルな可愛らしい音♪ いつの間にかすくい上げられた原料が平らに。カッコいい☆ 簀(す)のヘリに付いた余分な楮を指で落としていきます。 職人技を見たつもりでいたら漉いた後もカッコよかったのです☆ 簀(す)を持ち上げ、頭上でぐるりと返し、 先に漉いた和紙と漉いたばかりの和紙をぴったり重ねます。 一枚一枚、全身全霊で作られる丸森手すき和紙。 四代目の信成さんの真面目さと植物の柔らかさが生み出す上質の和紙の 温かみをどうぞ手にしてけらいん♪ 【おまけ画像/記者さんも来てくださいました】 信成さんから和紙作りの御苦労などを取材中。 職人用の簀桁(すげた)で記者さんと私が特別に体験をさせてもらえることに。 信成さんは軽々と動かすのですが、全く沈まず、そして動かず。 信成さんの凄さを実感した瞬間でした。 ≪余談1・暖房≫ 工房に暖房器具を入れるのは、仕事始めの御祈祷時と小学生が 卒業証書を漉くときだけ。 通常の作業の時には部屋を暖める道具は一切入れません。 ≪余談2・和紙漉き作業中は工房内立ち入り禁止≫ お客様がいらしても、一区切りつくまで外で少々お待ちいただくことも。 ので、和紙を購入したい方は町内の販売所で購入してくださいとのこと。 紙漉き作業風景の撮影も応じることが出来ませんので、ご注意ください。 ▼丸森手すき和紙販売店 *ハガキのみ →丸森町観光案内所やまゆり館 TEL.0224-72-6663 *ハガキ・封筒・便箋・大判和紙・短冊・奉加帳 →齋理屋敷 TEL.0224-72-6636 でこ@ 職人になるのは10年はかかると言いますが、私は10年経っても 信成さんのような和紙は漉けそうにも無いなぁ・・・と思った貴重な体験でした。
by marumorigreen
| 2013-01-19 15:12
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